みなさん、こんにちは。

今回はパチンコやパチスロの液晶制作現場で、必須のplug-inの「Particular」に続き、遊技機液晶制作での使用頻度が非常に高いplug-in「Element3D」について紹介したいと思います。

Element3Dとは

Adobe社が提供している映像編集・制作ソフト「AfterEffects」のVideoCopilotから販売されているplug-in(拡張機能)の一つで、AfterEffects上で3Dモデルを扱う事が出来ます(他ソフトウェアで制作された3Dモデルを扱う事が多い)。その特徴は3Dモデルを扱っているにも関わらず、非常に動作が軽くお手軽に3Dを扱える点です。また3Dのキャラクター作成するようなモデリングは出来ませんが、テキストやパスに厚みを付け立体的にする事は容易に出来ます。

下図はAfterEffects上で「A」のテキストレイヤーを作成し、Elment3Dを用いて、立体的にしています。また「A」のテキストレイヤーのfontの種類を変えるとその設定も反映します。

Element3Dは遊技機液晶でどのように使用されているのか

使用している画像を見ていただければ、想像がつくかもしれませんが、遊技機で目にする立体的なテキストアイコンを作成する際に非常に良く使用されます。ただ、こういったアイコンは「Element3D」でしか制作出来ないかと言われれば、他にも多くの3DCGソフトウェアを使用して制作する事は可能です。では何故「Element3D」がよく使用されるのかと言えば、液晶制作に効率的だからです。

パチンコやパチスロなどの遊技機開発は何度も試打を行い、変更・修正を繰り返し、より良いものを作る開発体制をとっています。実機で液晶演出がどのように見えるかが重要です。

遊技機の液晶制作工程では各種素材を合成して最終画を制作する「コンポジット」(コンポジット業務に関しては過去記事も合わせてご覧ください)業務がございます。当然ではありますが、様々なソウトウェアを用いて制作された素材を修正する場合は一手間二手間かかってしまします。ですが一つのソフトウェアで完結する場合はこの手間が省けるわけです。

・「動作が軽い!!

・「容易に3Dを扱える

・「一つのソフトウェアで制作が完結するのは効率的

納期がある中で、開発・制作を行う上で、上記3つのポイントは非常に重要な要素になります。

Element3Dを使用する遊技機業界の職種

主に「2Dデザイナー」や「コンポジッター」「オーサリングデザイナー」(求人参考)といった職種でよく使用されます。職種の呼称は企業により、違いがございますが、AfterEffectsを使用する遊技機の液晶制作工程の職種であれば、Element3Dを使用出来ることで、重宝されるかもしれませんね。

 

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