パチンコ・パチスロの液晶演出制作では、高い映像クオリティに加えて、“面白さ”や“驚き”といったアイデアや映像表現が求められます。同時にただ綺麗なだけでもダメで、「パチンコ・パチスロユーザーがその演出を見てどう感じるか?」を考えて制作する必要があります。大当りの信頼度や、出玉期待度を演出(映像・音・役物など)で総合的に表現する必要があります。
そこで今回は、遊技機映像を制作するのに必要不可欠な代表的ツールについて書いていきます。

(1)Photoshop【Adobe製品】

トップバッターは「Photoshop」です。
アドビシステム社のグラフィック編集ソフトで写真の加工、合成の他に絵を描くことも可能な超有名なソフトです。
遊技機映像の世界でも図柄制作、テキスト制作、筐体イメージ、等に多くの企業が使用しています。後に紹介するアフターエフェクトとの連係もスムーズ(同じ会社なので当たり前か・・・)で2D素材制作には無くてはならない存在です。

(2)After Effects【Adobe製品】

続いては演出効果を制作する定番ソフト「After Effects」です。
After Effects(アフターエフェクト)とは、アドビシステム社の映像加工ソフトで、モーショングラフィックスや、動画映像の加工や合成といった作業に特化したアプリケーションのことです。複雑なエフェクトの細かい設定ができ、映画の映像編集、 CM 制作、テレビ、ゲーム、アニメ、 Web などのコンテンツ制作に幅広く利用されています。
もちろんパチンコ・パチスロ遊技機の液晶演出においても例外ではありません。例えばリーチ演出等で、稲妻を走らせたり、破片のように数字や図柄を破壊したり、After Effects(アフターエフェクト)のエフェクトを使用しているものは数多くあります!
また拡張プラグインも豊富でとくに有名なのがトラップコード社の「パーティキュラー(Trapcode Particular)」で、このプラグインで遊技機映像ではお約束の炎の効果などの様々なエフェクトを作成することが出来ます。

(3)MAYA【オートデスク】・3dsMax【オートデスク】

最後に紹介するのは3DCGソフト「MAYA」・「3dsMax」です。
遊技機映像は、液晶画面のサイズアップ、表示機能の高性能化に伴いよりいっそう美麗でハイクオリティーな表現が求められています。特に求められるのは3次元的なエフェクト表現です。
これを前述のフォトショップやアフターエフェクトで表現しようとすると膨大な手間と時間がかかります。それを効率よく制作できるのが3DCGソフトになります。
遊技機でよく行われる版権キャラのCG化は演出用のオリジナルムービー制作に効率がよい(コスト的、時間的)と考えられます。最近では、セル風アニメ制作にも3DCGソフトが使われていますので3DCGの必要性は高まる一方です。

どのソフトも遊技機映像制作に必須なツールですが、パチンコ・パチスロの液晶演出を制作するにあたり全てが使える必要はありません。(もちろん使用できるにこしたことはありませんが・・・。)
パチンコ・パチスロのユーザー視点で制作ができることが、就職・転職に向けて大きな武器となることでしょう。技術だけでも足りないですし、ユーザー視点の演出企画やアイデアだけでも液晶演出は完成しません。G&Eビジネススクールでは、パチンコ・パチスロが大好きな方が、上記にあるような制作ツールの技術を習得することで転職・就職を実現させた生徒が大勢います。
もしも、パチンコ・パチスロの演出をつくる仕事に興味がある方はカリキュラムや卒業生のコメントを見てください。

<映像関係の技術を学習できるコース>
◆PS映像プランニングコース 1年制(渋谷校・名古屋校・大阪校)
◆PS総合開発コース 2年制(渋谷校・名古屋校・大阪校)

<卒業生のコメント>
在校生・卒業生の声