パチスロでは、機種の仕様を表す用語として、例えば、
・Aタイプ(ノーマルAタイプ)
・A+ART
・A+RT機
・ART機
・AT機

というような用語を使っています。
この「ART」はそのままART(アシストリプレイタイム)で、「AT」はAT(アシストタイム)だということは分かりますが、
AタイプやA+ARTの「A」って何?
ということについて解説しようと思います。

まず、この「A」というものは、ボーナスを意味しています。
つまり、ノーマルAタイプ、というのはRTやARTが搭載されていない機種を指しています。
ジャグラーシリーズやHANAHANAシリーズなんかがこれに当たります。

ということで、A+RT機、はボーナスとRTが搭載されているもののことで、
「クレアの秘宝伝2~眠りの塔と目覚めの石~(大都技研)」や「HANABI(アクロス)」なんかがそうですね。

そして、A+ART機、はボーナスとARTが搭載されているもの。
最近だと割と多く登場しています。
「エウレカセブンAO(Sammy)」や「シスタークエスト~時の魔術師と悠久の姉妹~(ハイライツエンタテインメント)」
などがこれに該当します。

では、なぜボーナスのことを「A」と呼ぶのか。
ですが、話は4号機時代にさかのぼります。

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皆さんご存知だと思いますが、
4号機というのは1992年に登場し、2007年くらいまで設置されてあった機種のことを言います。

2005年に規則が変更され、そこから5号機になりました。
4号機は、通称「ストック機」(ボーナスが内部成立したものをずっと内部で溜めておいて、特定の条件で、溜まっているボーナスを一気に放出する機種)や、
「小役集中」「SIN集中」など、今では考えられないような仕様を搭載した機種が多くあり、一世を風靡していました。

そんな4号機時代にいろんな機種が登場したのですが、大きく「Aタイプ」「Bタイプ」「Cタイプ」の3つに分類されていました。

どういうものかというと、
まず、「Aタイプ」についてですが、ビッグボーナス中にJAC-INが3回(※)あると終了する機種のことです。
4号機の中でも一般的な機種かと思います。
1回のボーナスでゆうに500枚クラスの出玉が獲得できます。
理論上のMAXで獲得できる最大枚数は771枚で、あまり多くありませんが「M771(山佐)」などは1度のビッグボーナスで771枚獲得できるものなどもありました。

(※)4号機のビッグボーナスは、30G(いわゆる小役ゲーム)消化、
   又は一定のJAC-IN回数で終了します。
   そのため、可能な限りJAC-INさせずに小役ゲームを遊技し、
   小役ゲームの終了間際にJAC-INさせる、
   通称「リプパンハズし」という打ち方がありました。

次に「Bタイプ」ですが、これはビッグボーナス中にJAC-INを1~2回させると終了する機種のことです。
当然のことながら、「Aタイプ」ほどの出玉はありません。
300~400枚くらいでしょうか。
理論上500枚くらい獲得させることも可能ではありますが。

そして「Cタイプ」
これはビッグボーナスがありません。
シングルボーナスの集中でメダルを増やす仕様の機種です。

主にこういった区分になります。
(北斗の拳の初代など、明確にどのタイプか判別しづらい機種もあります。
 ちなみに、この区分でいうと、北斗の拳は限りなくCタイプに近いBタイプ、といったところでしょうか。)

さて、ここで5号機のAタイプの話に戻ります。
この5号機で使われている「Aタイプ」というのは、もちろん4号機の「Aタイプ」の名残です。
5号機の初期(まだ4号機が市場にあったころ)はこの呼称が市場に根付いており、
ボーナスのみで増やす機種を「Aタイプ」と呼んでいました。

その後も、やはり「Aタイプ」という呼称が残り、
ボーナスのことを「A」と呼び、ボーナスのみの機種を「Aタイプ」、ボーナスもARTも搭載されている機種を「A+ART」
RTも搭載されていると「A+RT」といった呼び方になっています。

もちろん、4号機の「Aタイプ」とは全く定義が異なっていますけれども、今でもその名残は残っています。

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いかがでしたか?
過去から今現状に受け継がれるパチスロの遺伝子も存在しており、それだけパチスロの歴史も長いことがうかがえますね。

それではまた。