前回は出玉率の考え方をやりました。
今回は具体的に出し方をやっていきましょう。

まずパチンコの出玉率を出す時は”発射個数100個”に対して何個払出があるかというふうにやっていきます。
例えば通常時100個の発射に対して30個の戻りがある場合、ベースが30(これを通常ベースといいます)となります。
各入賞口に対して何個入賞するかでベースが決まります。
通常時に入賞するのは、「ヘソ始動口」と「普通入賞口(盤面サイドにある入賞口)」と「電チュー」になります。

確変中や時短中は電チューによる払出しが増えますので、それを計算により出していきます。
大当り中も同様にベースを使って考えることは出来ますが、普通は大当り時の発射個数に対して何個払出があるかというふうにやっていくのが良いと思います。
例えば次のように計算するのが良いでしょう。

大当り中の発射個数=160個(16Rの場合)
大当り中の払出個数=16R×10C×15個賞球+大入賞口以外で払い出された個数
※本当は入賞個数は実測値を使うのが良い(設計値は10個だが実測値は10.2個など)

こうやってそれぞれの発射個数を求めて通常時と確変中、時短中はベースを求めて発射個数に掛ければ払出個数が求まります。大当り中は発射個数と払出個数を求めます。
通常状態から始まり大当りを経由して再び通常状態に戻るまでにトータルで発射個数が何個、それに対する払出個数が何個と出せれば出玉率が求まります。

ここで少し大変なのが、今のパチンコ台には確変や時短機能が付いているため上記の間に、
・確変状態がどれだけあるか
・また時短状態がどれだけあるか
・さらに大当りは何回発生するか?
というところを出さないといけないところです。
そこが出せればパチンコ機の出玉率を出すことが出来ます。
頑張って出してみようという気になりましたでしょうか?

機会があれば、具体例を使って出してみたいと思います。

それでは、また。