みなさんは「一般電役機」というものをご存じでしょうか?
今市場にある機種とはタイプがだいぶ異なりますので説明します。
液晶やドラムを使っている機種ではヘソ入賞口に玉が入ると図柄が変動を開始して大当りフラグを引いていれば大当りとなり大入賞口が決められた回数だけオープンして出玉を獲得します。
それに対して、一般電役タイプは「電チュー(正式名称は”普通電動役物”)」の連動で出玉を獲得するゲーム性になっています。
規則的には、「特別図柄表示装置」を搭載した機種には普通電動役物は1つしか設けることが出来ません。一方、特別図柄表示装置を搭載しない場合、盤面上に普通電動役物を最大4つまで搭載することが出来ます。
また、1個の普通電動役物に対してメモリーを最大4つ持つことが可能です。
その保留が当れば別の普通電動役物が開放する仕組みになっており最大で4連動が可能という訳です。
(規則上、最大で何個獲得できるか考えてみてください)
○普通電動役物のゲーム性
普通図柄表示装置1が当る
↓
普通電動役物1が作動する
↓
普通電動役物1に5個以上玉を入れる
↓
普通電動役物1の保留が4つ貯まる
↓
普通電動役物1の図柄が当ると普通電動役物2が作動する
(保留がある分だけ繰り返す)
↓
以下同様で、普通電動役物4まで連動させる
ところで、今回の内規改正(のめり込み防止のための申入れ)で一般電役機について内容が変わりました。
以前は最大払出し2100個以下だったものが今回の改正により、4800個未満と変更になっています。
見た目のゲームは普通のセブン機と変わらないのに1回分の出玉が払出ベースで4000個以上出せますから20年前の「権利ものタイプ」みたいな使い方が出来るようになります。
短時間だけ勝負したい人には嬉しいゲーム性と言えます。
この手のタイプでどこかのメーカーがヒット機種を出してくるかもしれません。
今回はこの辺で終わりとします。