みなさん、こんにちは
以前の記事でループエフェクトの重要性や使用意図、概要を説明させていただきましたので今回は実践編になります。
前回の記事はコチラ:パチンコパチスロ映像~ループについて①~
まだお読みでない方は是非一度お読みになってから、再度本記事を訪れください。
それでは早速ループエフェクトの作り方について入って行きましょう。
ループエフェクト作成①:現状(ループエフェクトなし)を知る
まずこの動画をPCの機能を使いリピート再生してみましょう。
この動画の終了地点から2周目に入る際、絵の繋がりが途絶えてしまって、カクついたように見えてしまいます。
ループエフェクト作成②:構造を知る
次に構造のお話をします。こちらを御覧ください。
これも終了地点では粒が大量に飛んでいる。2周目に入る際(動画の始まり)は何も発生していない真っ黒の画面ですので、リピート再生した際①と同じく繋がりはございません。
ループエフェクト作成③:動画を切り分けて重ねる
②の動画を半分の1.5秒の新規コンポジションに入れ、前半から中間(ど真ん中)までと、中間から最後までの2つのレイヤーに分け重ねます。
レイヤー1の最後とレイヤー2の最初は元は一本でこの部分が繋がっていたので繋がりを持っています。2も同じ部分が原因ですが、レイヤー2の最後とレイヤー1の最初が全く異なる絵のためにカクつきます。
では、レイヤー2の最後を不透明度でフェードアウトさせて、無理やり最後を真っ黒にする。レイヤー1のスタートも真っ黒の状態である。となると、一応最後と最初は繋がります。
繋ぎ目が多少不自然(強引)ではありますが、カクつく原因になるような繋がりのなさは解消されたはずです。
では、動画で見てみましょう。
ループエフェクト作成④:動画を3つに切り分けて重ねる
さっきと同じ考え方で1秒のコンポジションの中に初めの3秒のコンポジションを3等分にして入れてみましょう。
先ほどと同じく、レイヤー1の終わりとレイヤー2の始まりはOK。レイヤー2の終わりとレイヤー3の始まりもOK。レイヤー3の終わりがレイヤー1の始まりに繋がるようフェードアウトさせます。
見てみると先ほどより、フェードさせて強引に繋げている部分が少し目立たなくなったのと、初めから終わりまで粒が出続けているレイヤー2が加わったことにより、粒が多い印象になりました。
ループエフェクト作成⑤:②のパーティクルの発生を違和感なくループする
今度は、②のパーティクルの粒の発生の仕方を調整してみます。先ほど尺を縮めて重ねる際にフェードアウトを利用しました。そこが目立った、不自然だった。ということを考えて、3秒の中で粒が発生し始めて、発生がなくなり、粒が消える。という一連を作成してみます。
ループエフェクト作成⑥:調整する
③と同じ配置をします。今度はレイヤー2の終わりとレイヤー1の始まりがフェードアウトの処理をしなくてもなにも映っていない黒画面で繋がりを持っている状態に変わります。
なので特に何もいじらず重ねて再生してみるとこんな感じになります。不自然さは一気になくなったと思います。
ループエフェクト作成⑦:仕上げする
④と同じ配置、⑥と同じ考え方で重ねて配置してみます。
もともと⑥の不自然に見える要素はなかったまま粒の全体的な数が増えました。
こちらのループの作り方が理想の綺麗なループエフェクトの作り方になります。
ただ、必ずしも発生から消失までをどんな形のエフェクトでも、どんな尺でも実現できるわけではありません。そういった際は②~④の考え方を使います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は結構ガッツリ実践の内容でした。今回作成したループエフェクトはパチンコパチスロのような遊技機映像において、とても重要な知識となります。
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