みなさんこんにちは。
パチンコやパチスロの映像では「ループエフェクト」というものについて考えて作らなくてはなりません。
パチンコパチスロ開発.comでは『ループエフェクトについて』『ループエフェクトの作り方』の二回に分けて記事にしていこうと思います。
今回は『ループエフェクトについて』、次回は『ループエフェクトの作り方』の記事を書いていきます。(AfterEffectsを使用します。)

■パチスロの演出発生トリガーについて

パチスロでは演出発生のトリガーが大きく分けて6個あります。
その6個の演出発生トリガー内容は下記になります。

1:レバー
2:回胴回転開始
3:第一停止
4:第二停止
5:第三停止
6:PUSHボタンやBETボタンなどのボタン押下

厳密に言うと数は違うのですがこちらの6個に大きく分けられます。
こちらの6個に分けた演出発生のトリガーによってパチスロの演出は切り替わるというわけですね。
詳しくは以前記事にした『【パチスロ】演出発生のトリガーについて』を読んでもらえれば分かり易いかと思います。

■ループエフェクトについて

特にパチスロにおいて意識して作らなければならない『ループエフェクト』ですが、例をあげると「GODが揃ったまま休憩に行ったユーザーがいたとしたら、帰ってくるまでGOD揃いの画面のまま」です。
その際、液晶の演出がどうなっているか気にして見たことはありますか?
GODでは電源が入っている限り、次ゲームのBETボタンを叩くまで永久にGODロゴが一定間隔で白く光り、羽が舞い続けてます。
繰り返しますが、パチスロでは基本的に各トリガーのタイミングは、ユーザーによって決められます。
言い換えると、どのタイミングで急に1分、いや、1時間次の演出に移行しなくなるかわかりません。
つまりどのタイミングでもそれに備えた演出、エフェクトを作成する必要があります。
そして、その際は基本的には演出は絶対に静止していません。
何かが動いてます。(景色、エフェクト、テロップ等。昔のパチンコパチスロはそうとは限らない。)
すごーく長い動画データが1トリガーずつ画面が切り替わるごとに用意されているかと言ったらそうではありません。
〇〇秒ごとに繰り返しリピート再生されているといった感じです。
ただし、そのつなぎ目、つまり一番最後から繰り返すためにスタートに戻る際、
全くその切れ目がわからないように表現するのが『ループエフェクト』になります。

■ループエフェクトの使用例

ザックリとループエフェクトの使用場所と使用例を列挙致します。

・連続演出中の「NEXT」矢印がキラーンと光る
・通常時の背景が周期的にループしながら切り替わる
・上乗せ演出で第二停止で放置すると画面が一定周期でループしながら揺れている
・通常時の小役示唆の演出で小役を見つけたキャラが目パチさせながらループしている

■次回~ループエフェクトの作成について

次回の作成記事ではオーラ演出のようなモヤが止まらずにループしている映像を作っていきますので、「どういう構成で作成されているのか」AfterEffectsを使用して説明しようと思います。
例えば、これが5秒メラメラした後、他のカット(シーン)に切り替わるパチンコ演出だったしたら、5秒分メラメラさせ続けるデータを作成するより、
見た目上そんなに変わらないということで1秒間メラメラする演出を、5回リピート再生した方がデータの容量という意味でエコだったりもします。
そういう使い方をする際にも『ループエフェクト』を作成する知識というのは役立ちますし、実際に使われています。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は座学的にループエフェクトについてを理解するための記事にはなりましたが、次回はガッツリと制作系の記事にしたいと考えております。
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