みなさんこんにちは。
パチンコパチスロでは光の粒を用いて「キラキラ光らせる表現」や「光が大きくなって場面転換を行う」といった表現、「光が破裂して保留変化を起こす」などの演出が多く使用されております。
光を作成するうえで有名なエフェクトとして「パーティクル」や「レンズフレア」等がありますが、形が似たものになってしまいます。
今回はそんな「光の素材」を主にシェイプレイヤーで作る方法を解説していきたいと思います。使用ソフトはアフターエフェクトを用いて外部プラグインは使用せずに作っていきます。
それでは早速やっていきます。※コンポジションサイズやデュレーションは仮なので制作物に合わせてお好みで調整してみてください。

1:シェイプレイヤーを用いて光源を作る。

AEを開いたら300×300でデュレーションを90フレームに設定し、新規コンポジションを作成します。
楕円形ツールをダブルクリックし、塗りを白で「CC Light Burst2.5」を適用します。Intensity=80、Ray Length=210で設定します。
楕円形パスのサイズを0F=(0,0)、30F=(15.0,15.0)、60F=(0,0)に設定し、グラフエディタ―を以下のように設定します。

2:シェイプレイヤーを用いて光の伸びを作る

新規コンポジションに再び楕円形ツールをダブルクリックし塗りを白で「CC Light Burst2.5」を適用します。Intensity=80、Ray Length=210で設定します。
シェイプレイヤーの「追加」項目から「パンク・膨張」を選択し、量を-145に設定します。
楕円形パスのサイズを30F=(56.0,56.0)、60F=(0,0)に設定し、グラフエディタ―を以下のように設定します。
最後に30F~60Fの間でシェイプレイヤーが表示されるように区切ります
「1」の素材と合わせるとこのような見た目になります。

3:尺調整、サイズ感調整を行う

パチンコパチスロでは特にキラキラ感、見た目のインパクトを強めるために速い点滅を行う事が多いです。従って、800*640のコンポジションに先ほどのコンポジションを入れ、タイムリマップで1秒尺に縮めます。
その後、Ctrl+Kでコンポジション設定をデュレーション30Fに変更しましょう。

4:粒の数を増やす

先ほどのコンポジションをネスト化し、ポジションと発生タイミングをずらします。光の素材に余剰尺を設けていたので開始フレームをずらしても最終フレームで消失まで繋げられると思います。
この段階で発生から消失までループしていないと非常に使用しづらい素材になってしまうのでしっかりループするように作成しましょう。
試しに4つに増やしたものがこのような感じです。

5:さらに粒の数を増やす

パチンコパチスロとしてさらにインパクトを出すために、先ほどの「4」のコンポジションをネスト化し、複製します。
光が全体に行きわたれば一旦完成です。

6:背景、キャラ素材を合わせる

着色をし、キャラと背景素材を合わせるとこのようになります。

他にもエフェクトを足したり角度をつけると、よりパチンコパチスロらしい表現に近づけることが出来ますのでエフェクトやカラー、素材を色々試してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。こちらはあくまで一例であり、光の形やライトの加減、配置や合成モード(描画モード)などを変えるとまた違ってきます。
是非、様々なやり方でお試しください。
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