みなさんこんにちは

パチンコパチスロ遊技機開発の現場で映像制作の場では主にAfterEffectsといわれるソフトウェアを使って映像が作られています。
ですが他にもSpineやLive2D、3D分野も含めればMAYAや3dsMax等の映像表現ソフトがございます。今回はSpineに絞って記事にしたいと思います。
(AfterEffectsで出来る事に関しましては過去にも複数回記事にしておりますので、是非そちらもご覧ください。)

Spineについて

Spineとはゲーム用2Dアニメーションソフトウェアであり、ボーンが細かく設定できるため、ユーザーインターフェースやキャラクターに複雑なアニメーションを付けることに長けております。
類似するソフトウェアは複数あるのですが、中でもSpineの大きな特徴としては対応するエンジンが豊富な点が挙げられるでしょう。
そのため、パチンコやパチスロの遊技機開発の場においても使用されることが多くあり、今では当たり前のように使われるようになりました。

Spineを使用する場面

パチンコパチスロの遊技機開発においてSpineは多くの場面に使用されておりますが、メジャーなものは図柄の停止アニメーションや変動開始時のメイン図柄キャラが演技する瞬間、UIにおけるミニキャラ等の動きに当たります。
停止時アニメーションを観察すると、キャラが呼吸するように体を動かしたり、伸ばした手を上下に動かしたりしていると思います。これにより図柄テンパイ時にもキャラがビタ止まりして図柄が上下に動くだけではなく、停止している図柄のキャラが演技をしながら最後の図柄が止まるのを煽ることが出来、遊技機特有のハラハラ感や図柄が停止するまでのドキドキを表現することが可能となっております。

Spineを使用する技術

Spineを使用してキャラクターにアニメーションをつける際には骨や関節の動きなどを理解していると非常にスムーズにいきます。
そのため、普段からキャラクターを描いていたり、AfterEffects等でパペットピンツールを使用しているなどの経験があると良いでしょう。
私は普段から動画メインで仕事を行っている動画マンではないのですが、うまく動かせるまで一月半かかったため、時間と根気がある方でSpineを使用してみたい方は是非参考にしていただければと思います。
また、可動域やできる演技幅には限りがあるので「とりあえずやってみる」よりは事前に自分のイメージとかけ離れていないかを動画サイトにて確認したうえで行ってみるのが良いかと思われます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Spine以外にも2Dアニメーションツールは複数ありますが今回はSpineについて書かせていただきました。
Spineはキャラクターの演技などで非常に魅力的なツールですが、基本的にはアニメーションツールのため実際の仕様はAfterEffcts等で効果や動きを足しながら使用されるものになります。
このようにAfterEffectsだけでなくアニメーションツールも使用した「オーサリングという仕事」について遊技機開発の求人から是非検索してみてはいかがでしょうか?
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