先日、パチンコホール企業の株式会社安田屋様がG&Eビジネススクール渋谷校で特別講義を行ってくださいました。
特別講義の内容は大きく2つありまして、1つ目はプライベートブランドのパチスロ機種、YASUDA7がどのように誕生したかを株式会社安田屋のご担当者様から直接お話しいただけること、2つ目は株式会社安田屋の組織体制やホール運営についてのお話でした。この特別講義には、YASUDA7の話を聞きたい企画志望のPSプランニングコースの生徒達とホール営業のことを知りたいPS営業・ストアマネージャー育成コースの生徒達が参加し、ここでしか聞くことができない貴重な経験を積むことができました。
YASUDA7の開発秘話
YASUDA7は、パチスロメーカーの株式会社 ジェイピーエス(以下、JPS)と株式会社安田屋の共同開発により誕生したプライベートブランド機種です。過去にもパチンコ・パチスロでプライベートブランドと呼ばれる機種はありましたが、『YASUDA7』のように屋号を直接タイトルに使用したケースは記憶にありません。YASUDA7の開発に関して、ご担当者様よりいろいろなお話しお聞きすることができましたが、いくつかポイントを絞って書いていきます。
Aタイプとなったのはなぜ?
やすだ各店のお客様は40代がメインとなり、その方達にどのようなパチスロ機種を提供したいかを考えて行きついたのがジャグラータイプのAタイプであったようです。最初は、HANABIやバーサスといった技術介入要素のあるパチスロで、といった意見もあったようですが・・・。
YASUDA7の大きな特徴は?
開発段階でボーナスの合成確率を高めることを意識したそうです。合成確率は1/112.60(設定6)から1/239.18(設定1)がYASUDA7の仕様ですが、設定1に関してはノーマルAタイプの割に合成確率が低いような気もします。しかし、YASUDA7の最大の特徴はこの設定1にあるようです。設定2の合成確率は1/149.28で、設定1だけ抜けて合成確率が悪いのです。この設定1の出玉率は93.83%(メーカー公表値)で、昨今の機種でもずば抜けて低い出玉率になっています。
実はYASUDA7の設定1には秘密があって、遊技者が少し打つだけでも見抜けるような仕様になっているようです。設定1だけが通常時の小役が良く揃いベースが高く、千円分(50枚のメダル)で約42ゲーム程度まわせるようですが、設定2以上では約35ゲーム程度しか回らないようです。このような仕様にすることで、すぐに設定1は判別できるようにしてあるんですね。
開発に関する特別なお話し
真っ赤な”Y”をモチーフにした安田屋イメージキャラクターの「ヤンクル」くんを当初はパネルに大きく使用するような案があったそうです。ただし、「ヤンクル」くんはイメージキャラクターとして様々な広告物に使用されるため特定機種を連想させると捉えられる恐れがあって起用を見送った等々。この特別講義でないと聞けないお話しをしていただけました。
会社説明とホール運営
株式会社安田屋さんの歴史(今年で68周年)や組織体制などのお話しをいただき、同時にやすだ店舗運営の考えや安田屋で働きやすさなどもお話しいただきました。(4月に入社した卒業生のO君も配属先で頑張っているようです!)
PS営業・ストアマネージャー育成コースの生徒からの質問にもご対応いただき、生徒も有意義な時間を過ごせました。
YASUDA7の設置店舗(2017/10/17時点)
やすだ各店(18店舗)に設置されています。
(東京都)やすだ清水町店・やすだ東池袋9号店・やすだ西池袋6号店・やすだ大山北口5号店・やすだスロット仲宿店・やすだひばりヶ丘店
(千葉県)やすだ稲毛駅前店・やすだ柏店・やすだ幕張店・やすだ四街道店・やすだ南流山店
(埼玉県)やすだ三郷店・やすだ朝霞店・やすだ八潮店・やすだ戸田店
(神奈川県)やすだ相模原店・やすだ大和店
(群馬県)やすだ前橋店
プライベートブランド第2弾がございましたら、このような講義を当校で開催いただけますと嬉しいです。株式会社安田屋さま、この度は貴重な講義を実施いただき、ありがとうございました。
G&Eビジネススクールは産学協同の精神のもと、業界へ熱意ある人材を育成し輩出できるよう取り組んでまいります。
YASUDA7公式サイト(JPS):http://www.jps777.com/product/yasuda7/
株式会社安田屋ホームページ:https://www.yasudaya.co.jp/
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