今回は回胴式遊技機のRT(リプレイタイムの略)発動契機についてのお話になります。
「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」にリプレイ確率の変動に関する記述があります。

別表第5 回胴式遊技機に係る技術上の規格
(1)性能に関する規格 ハ(二)
設定ごと及び規定数ごとに、再遊技に係る条件装置が作動する確率は、73分の10以上の値のうちからあらかじめ定められたものであり、次に掲げるときを除き、変動するものでないこと。

 a 第1種特別役物又は役物連続作動装置の作動に係る条件装置が作動したとき
 b 第1種特別役物又は役物連続作動装置が作動することとなる図柄の組合せが表示されたとき
 c 第1種特別役物又は役物連続作動装置の作動が終了したとき
 d 第1種特別役物又は役物連続作動装置の作動に係る条件装置、第1種特別役物及び役物連続作動装置が作動していない場合において、特定の図柄の組合せが表示されたとき
 e c又はdのいずれかに掲げるときの後に行われたあらかじめ定められた回数の遊技の結果が得られたとき

a~dに書かれた内容がリプレイ確率を変動させて良い条件であり、eで初期状態のリプレイ確率に戻すことが書かれています。
第1種特別役物とはRB(レギュラーボーナス)のことであり、役物連続作動装置とはBB(ビッグボーナス)のことを表しています。
※厳密にいうと「RBに役物連続作動装置が付く」1種BBと「CB(チャレンジボーナス)に役物連続作動装置が付く」2種BB(MBという)があります。

aはRB、BBのフラグが成立したときにリプレイ確率を上げるか下げるかしても良い

bはRB、BBを揃えた時にリプレイ確率を下げる(ここでのみ0にすることが可能)

cはRB、BBが終了したときにリプレイ確率を上げるか下げるかしても良い

dはa、b以外のときに特定の図柄が揃ったときにリプレイ確率を上げるか下げるかしても良い

と言っています。

また、eでは『RTの回数を決めた場合は、途中で再びdの契機役を引いても再度そこから回数の設定は行なわない』ことを
表しています。
例えば貫通(完走)型のRTを作りたい場合は、2種BB(MB)を設けaの契機でリプレイ確率を変動させないというゲーム性にすれば良いということになります。
※2種BB(MB)中は全フラグ成立(一部ボーナス除く)なためリプレイのフラグも成立していることが可能
eの契機でRTを終わらせたくなければ、回数を定めない無限RTにすれば良いということが解るかと思います。

このようにRTについて深く勉強していけばいろんなタイプのパチスロ台が作れることがお分かりになるかと思います。リプレイは上記のような契機で作動確率を変えることが可能な作動役で、RT・ARTはもちろんのこと、ゲーム性の幅を広げることができる貴重な存在といえます。
5.9号機でも、RT搭載機種が発表されましたが規則を満たしたゲームシステムをつくるには遊技機規則の正しい知識や、内規の知識が必要とされます。
パチスロのプランナーになりたい方は、ぜひ一度、スクール説明会にお越しくださいませ。