みなさん、こんにちは。
よくパチスロで「スイカの2%でART直撃」等の台を見ますが実際に「スイカからのARTはどのくらいの出現率か」計算してみた事はございますでしょうか?
この計算を自分で実際にやったことがある方は逆に「スイカからのART出現率」が分かれば「スイカの何%でART当せん」なのかが計算できます。
また、Aタイプ等は全小役の何%でそれぞれBONUSに繋がるかが分かれば全小役からのBONUS出現率を計算することが出来、それを合算する事によってBONUSの出現率を求めることが可能です。

今回は「小役からの当せん率」「合算確率」を計算する方法を記事に起こしたいと思います。

【例題】小役からの当せん率

スイカの出現率1/80
スイカ重複BONUSの出現率1/8000
というパチスロ機があるとします。スイカから何%でBONUSに繋がるでしょうか?

【例題解説】小役からの当せん率
先に回答いたしますと、ご存知の通り「1%」です。
単純に出現率が1/80なので1/100(つまり1%)掛ければ1/8000になる。とこの計算は自然と頭の中で行えるほど簡単な数字でしょう。
ですがしっかりした計算をすると下記画像のようにしております。
このように1/80でスイカ発生(つまり100%)、では1/8000でX%という風に条件式を二つ並べたらそれぞれをタスキ掛けする事で式に出来ます。

【問題】小役からの当せん率

スイカ出現率1/82.6
スイカ重複BONUSが1/10922.7
というパチスロ機があります。スイカの何%でBONUSに繋がるでしょうか?

【解説】小役からの当せん率
こちらも先ほどのタスキ掛けを使用すると「1/82.6*X=1/10922.7*100」という式になります。
後は式通りに計算するとX≒0.756223%となります。

【まとめ】小役からの当せん率

いかがでしたでしょうか。現在行ったものがスイカからの当せん率ですがこれをハズレ含む各小役によってのパターンで出現率を出すことで合算し、実際のBONUS出現率を算出することが出来ます。
一度算出したら各役からの当せん率を微調整しながら自分の理想とするBONUS出現率に調整してあげましょう。エクセルを活用するとセルの数値変えるだけで結果まで自動で変わりますので便利です。

【例題】合算確率の求め方

次に合算の確立を求めてみましょう。
実は合算確率には公式がありまして

1/Aと1/Bの合算確率は
1/{(A×B)/(A+B)}

となります。
では1/55のビッグボーナスと
1/100のレギュラーボーナスの合算はいくらになるでしょう。
【例題解説】合算確率の求め方
公式に当てはめればよいので
1/{(55×100)/(55+100)}を計算すると約1/35.5となります。

【問題】合算確率の求め方

それでは
レギュラーボーナス・・・1/385.5
ビッグボーナス  ・・・1/312.1
のパチスロにおける合算確率を求めてみましょう。

【解説】合算確率の求め方
こちらも公式に当てはめるだけですね。
1/{(385.5*312.1)/(385.5+312.1)}=1/172.4693≒1/172.5となります。

【まとめ】合算確率の求め方

いかがでしたでしょうか。このようにして合算は求められますが、注意しなければならないのが3つの合算です。
3つの数字A・B・Cを合算する際にはまず1/{(A×B)/(A+B)}の1/Dを出しその確率DをCと合算し、1/{(D×C)/(D+C)}で求めることが出来ます。

記事のまとめ

いかがでしたでしょうか。以上の2つの計算が出来れば「当選確率」「小役の出現率」を自分で好きな数字を置いてあげることにより近づけたいボーナスの出現率を算出する事が可能です。
是非一度オリジナルのAタイプを仮想シミュレートしてみてはいかがでしょうか?

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