皆さんこんにちは

2019年3月にパチンコ開発に於いて、大きなニュース「内規の改定」がありました。2011年12月に制定した「演出表示器に使用するデータ用ロムの記憶容量の上限は、総じて64ギガビットまでとする」規定を撤廃。というニュースがありました。ロムとは呼び出し専用のメモリの事で、ROM(ReadOnlyMemory)の略称。「64ギガビット(64Gb)=8ギガバイト(8GB)」と表記すると容量のイメージしやすいかもしれませんね。

液晶制作に携わった者としては、非常に関心の高いニュースであり、私見を交えてお話出来ればと思います。

液晶制作に於いての演出基盤のROM容量上限も撤廃の影響

皆さんは遊技機の液晶でクオリティが高いなぁと感じる事はありますか?今回のROM容量の上限撤廃の影響により、更に遊技機の液晶クオリティが高くなるのではと思うのではないでしょうか?

では、遊技機の液晶のクオリティとは?と聞かれた場合はなんと答えるでしょうか。おそらく見た目の部分を指す方が多いのではないのかと思います。実際に遊技される方からみれば、見た目の部分は間違いではありません。今回のROM容量の上限撤廃で見た目のクオリティは上がると思います。では何故上がると言えるのかといえば、液晶制作会社での立場で考えお話したいと思います。

遊技機液晶のクオリティ

各企業により、液晶制作に於いて、クライアント様へ提供できる価値に違いはあると思いますが「価値=制作時間に対してのパフォーマンス」という考えを持っているのではないでしょうか。

近年の遊技機の開発期間は減少し、今後は更に開発期間が短くなると思います。見た目上のクオリティを上げる事は時間を掛ければさほど難しい事ではありません。ですが、今後は制作時間は短縮するのだから、クオリティも下がるのではと思うところだと思います。ですが、今回の演出基盤のROM容量の上限撤廃は液晶制作時間に於いて、大きな枷が外れたともいえる出来事です。

演出基盤のROM容量上限の撤廃前の液晶制作する上での課題

ここまで、読んでいただいた方ならお気づきだと思いますが、液晶制作する上で、映像のデータサイズというのは常に気にしなければいけない悩みの種だったのです。私は液晶制作でオーサリングデザイナー経験がありますが、当然ながら、デザイナーとして、クオリティの高い映像を提供するよう努めますが、容量をクリアしなければ、実機に映像が正常に表示出来ず、そもそもの価値を提供する事が出来ないのです。

パチンコの液晶制作は、PC上でムービーを作って終わりではなく、遊技機実機にて正常に映像を表示する事がゴールなのです。これが達成出来なければ、修正と変更を繰り返す事になり制作に時間がかかる要因の一つとなっており、パチンコの液晶制作の課題の一つでした。

今後の遊技機の液晶はどうなる

見た目のクオリティもそうですが、アニメーションの滑らかさも向上するのではないかと思います。現在の遊技機の液晶のフレームレートは30fpsが主流ですが、今後は倍の60fpsになるのではないかなと思っています。フレームレートは一秒間に何枚静止画を配置出来るかという単位ですので、数が多くなればより滑らかなアニメーションになります。

※同じムービーでフレームレートをそれぞれ【60fps】【30fps】と用意した場合、【60fps】のデータサイズは【30fps】の2倍

60fpsのぱちんこといえば、ぱちんこCR聖戦士ダンバイン(サミー)や海物語シリーズ(三洋物産)が有名です。

今後は海物語シリーズのような滑らかなアニメーションをするパチンコが増えていくかもしれませんね。非常に楽しみです。

 

G&Eビジネススクールでは時代の変化に合わせたカリキュラムに対応しています。今後の遊技機の液晶制作の変革期にアンテナを張り生徒達に液晶制作について講義していければと思います。

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