通常時の特図2の変動

今回も前回に引き続き「小当りラッシュ」の仕組みについて解りやすく解説したいと思います。前回で指摘した「通常時の特図2変動による小当り発生」をどのように解決しているかのという点で「特図2の変動」が大きく関わっていると書きましたが皆さんもお気付きになられているのではないでしょうか。そうです。特図2の変動時間に細工しているのです。

パチンコの抽選

パチンコの抽選は大当りか否かともう一つ抽選している事があります。それが変動時間です。パチンコは当否の結果に応じて変動の時間が抽選されそれに合わせた演出が発生する仕組みになっています。その変動時間は特図1と特図2にそれぞれ持つことが出来る規則になっています。
つまり特図2の通常状態での変動時間を極めて長く取ることで時間効率を悪くし通常時の小当り発生回数を抑えているのです。
これで通常時の小当り発生回数を抑えることが出来ました。めでたし、めでたし・・・。
まてよ?特図2の変動時間が長くては小当りラッシュにならないじゃないか!

低確率状態と高確率状態

パチンコは現在の状態に合わせて変動時間を各々に設定できるようになっています。
その状態とは『低確率状態(通常)と電サポ中(確変中または時短中)』厳密に言うと、「低確低ベース(通常)」、「低確高ベース(時短)」、「高確高ベース(確変)」、「高確低ベース(潜伏)」をいいます。
この状態を参照することで変動時間も変化しています。
高確率状態と時短中での特図2の変動時間は大幅に短縮されています。これは次回の当りを早く獲得するための工夫です。小当りラッシュは高確率状態(確変)もしくは時短中になってからの特図2の変動時間短縮が合わさって発生させているのです。
これで万事丸く収まりました・・・と言いたいのですが上記の小当りラッシュシステムでは避けては通れない問題が発生してしまうのです。

高確率状態での保留

上記で述べた通り小当りラッシュは特図2の変動時間の切り替えによって発生させていることはご理解いただけたと思います。しかしそれが故の問題が発生してしまうのです。
それは高確率中に貯めた保留のあつかいです。パチンコ機は高確率状態(確変中または時短中)を抜けると即座に低確率状態(通常)に移行するので高確率中(確変中または時短中)に貯めた保留は低確率状態(通常)での変動条件が参照されます。そうなると何が起こるかお分かりですね。
そうです。小当りラッシュ搭載機種は高確率状態(確変中または時短中)終了後の特図2保留を消化する時間が極めて長くなるのです。
機種によっては保留4つを消化するのに40分かかります。保留の中に当りがある確率は極めて薄いですが無くはありません。
それでは保留を無くせばいんじゃないと思うかもしれませんがこれはこれで演出面の幅がなくなりパチンコの持つ面白さが削がれてしまいます。

パチンコのゲーム性の広がり

現状、この問題は解決されていませんがそれでも「小当りラッシュ」はパチンコの新たなゲーム性の一つとしてユーザーに受け入れられています。
パチンコ開発者の更なる知恵と努力でこの問題もいずれ解決してくれるに違いありません。
「小当りラッシュ」が今後どのような方向性で広がっていくのか非常に楽しみですね。



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