皆さま、こんにちわ。

本日は、パチスロの抽せんの仕組みについて語りたいと思います。

パチスロは、(おそらく)パチンコよりも複雑な抽せんを行っています。
例えば、チャンスゾーンであったり、モードの移行であったり、前兆であったり、ART中であれば上乗せだったり、特化ゾーンだったり…
そもそも、小役やボーナスの抽せんもそうです。

こういった抽せんは一体どのように行っているのか。

という話についてです。

例えば、通常時、チェリーを引きました。
チェリーではART抽せん、チャンスゾーン抽せん、モード移行などを行っています。
とするならば・・・

大まかにはこんなイメージです。

———————————————————————————

レバーON

<小役やボーナスの抽せん>

【チェリー】当せん

(その後は機種の仕様によって変わりますが、基本的には大きいものから抽せんしていきます)

<ART抽せん>

【ART】当せん→ART当せん時の処理(前兆ゲーム数を決めたりなど)
【ART】不当せん

<チャンスゾーン抽せん>

【チャンスゾーン】当せん→チャンスゾーン当せん時の処理(前兆ゲーム数やチャンスゾーンの種別を決めたりなど)
【チャンスゾーン】不当せん

<モード移行抽せん>

【高確】に移行

処理終了

———————————————————————————

といった流れです。

実際はもっと複雑で、レバーONしたときに今いる状態を判別したり、全部の処理が終わった後、
次の遊技のために、今の状態をメイン基板のパラメータに保存しておいたり、演出を行うためにサブ基板に信号を送ったり…

というようなことを行っています。
また、全停止後にも別の処理を行っています。
いわゆるメダルの払い出しや、RT状態(※1)の移行などです。

(※1)RT状態…リプレイの確率が違う状態

これを、たった数十キロバイトしかないメイン基板で行っており、それを全部プログラムしているプログラマーの方に、
私たち開発者は助けられています。

実は意外と複雑なことをやっていたりします。

これがなかなか大変で、メイン基板の容量が足りない!!これ以上のデータは入りません!!

といったようなことが多々あるのです。

実際、パチスロを打ってみるとき、そんなことを考えながら打つのも、
また違った楽しみ方ができるかもしれません。

それではまた次回お会いしましょう!!