今回は保通協について書かせていただきます。
保通協(ホツウキョウ)の正式な名称は「一般財団法人保安通信協会」といいます。保通協では、「保安通信業務」と「遊技機の型式試験業務」の2つが大きな業務となっていて、遊技機メーカーの企画・開発者は型式試験で【適合】を受けるまでが1つのプロジェクトとなります。

遊技機の型式試験業務

保通協は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」第20条第5項により、国家公安委員会の指定試験機関とされ、都道府県公安委員会の委託を受けて「遊技機の型式試験」を実施しています。この保通協での型式試験結果は、型式試験結果書により【適合】・【不適合】が申請元の遊技機メーカーに通知されます。この型式試験では4つの遊技機(ぱちんこ遊技機・回胴式遊技機・アレンジボール遊技機・じやん球遊技機)に区分され、それぞれ、「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」にある技術上の規格に該当しているかどうかの検査が行われます。
2018年2月1日より新規則施行が決定していますから、遊技機メーカーは、以前から開発中だった機種の開発進捗状況と同時に保通協への型式試験申請の予約に日々追われていることでしょう。

<型式試験の手数料>
一般的な「ぱちんこ遊技機」は144万円ほど、「回胴式遊技機」は162万円ほどといった具合に試験料も高額となります。(平成25年4月1日改定された金額) パチンコ・パチスロ開発もハード・ソフト面の技術面での進歩に伴い、型式試験の業務量が増え、金額も改定されることがあります。この手数料は当然のことながら結果を問わず、遊技機メーカーが支払わなくてはならない費用となります。遊技機メーカーは1機種の機種開発に時間や費用をかけますが、この保通協で【適合】を受けなければ販売することができませんから、通常は適合となるまで手直しを加えて保通協に持ち込むこととなります。

<型式試験の情報>
遊技機の型式試験に関して、申請の予約情報・試験の実施情報・統計情報などが保通協のHP内にも公表されています。不適合になった場合の事例なども統計情報で閲覧できますのでご興味のある方は こちら を閲覧してください。

その他の業務

遊技機の型式試験業務の他に、「保安通信業務」を行っています。こちらの業務は、保通協のHPで確認すると公共の安全を向上させる目的で調査研究が行われているようで、定期的にセミナー・展示会が開催されているようです。

 

パチンコ、パチスロ開発は、企画からはじまり、保通協で適合を受けるまでが1機種の全工程といえるでしょう。機種にもよりますが、時間にして保通協への持ち込みに1年以上かかることが多く開発コストも高額となっています。来年2月の規則改正によって、メーカー各社は、現行規則で開発中の機種をそれまでに保通協に持ち込まなければなりませんし、新規則施行後の新たな基準の遊技機開発も進行させていかなければなりません。
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