今回は状態ごとの大当り発生比率について話をしたいと思います。
現在のパチンコ機は大きく2つの状態に分けられます。

ヘソ遊技状態
電チュー遊技状態

ここではヘソと電チューで大当りした時の性能が異なる機種について述べたいと思います。
ヘソ遊技中に当る割合を表す式は次の通りとなります。

ヘソ遊技割合(ヘソ遊技割合×ヘソ遊技移行割合)(電チュー遊技割合×ヘソ遊技移行割合)

同様に、電チュー遊技中に当る割合を表す式は、

電チュー遊技割合(ヘソ遊技割合×電チュー遊技移行割合)(電チュー遊技割合×電チュー遊技移行割合)

ところで、「ヘソ遊技割合+電チュー遊技割合=1」となります。
以上を使って、ヘソで当る割合と電チューで当る割合を求めます。
例題を使って説明しましょう。

低確率=1/319.7高確率=1/99.1、ヘソ当り確変突入率50%、電チュー当り確変突入率80%、ST回数160回、時短100回
ST中に当る割合1-(1-1/99.9)の160乗=0.8
時短中に当る割合1-(1-1/319.7)の100乗=0.269

に代入して、
ヘソ遊技割合(50%×(1-0.269)+50%×(1-0.8))×ヘソ遊技割合+(80%×(1-0.8)+20%×(1-0.269))×電チュー遊技割合

ところで【ヘソ遊技割合+電チュー遊技割合=1】より【電チュー遊技割合=1-ヘソ遊技割合】が成り立ち、

ヘソ遊技割合(50%×(1-0.269)+50%×(1-0.8))×ヘソ遊技割合+(80%×(1-0.8)+20%×(1-0.269))×(1-ヘソ遊技割合)
ヘソ遊技割合について式を整理して、
ヘソ遊技割合0.364 (36.4%)

同様に、
電チュー遊技割合(50%×0.8+50%×0.269)×ヘソ遊技割合+(80%×0.8+20%×0.269)×電チュー遊技割合
(50%×0.8+50%×0.269)×(1-電チュー遊技割合)+(80%×0.8+20%×0.269)×電チュー遊技割合
電チュー遊技割合について式を整理して、
電チュー遊技割合0.636 (63.6%)
※どちらか一方が出れば、もう一方は1から引けば出てくる

つまりヘソから当る割合が36.4%、電チューから当る割合が63.6%と出てきたわけです。

これによりヘソ当りと電チュー当りの「出玉の合算値」や「平均何連する」かも出すことが出来ます。
少し難しかったかもしれませんが為になりましたでしょうか?
またお会いしましょう!