現在のパチンコ機は内規で確変、時短ともに「突入率」および「継続率」はともに65%までと決められています。
ところが『CR戦国無双 猛将伝(サンスリー)』では電チュースタートからV入賞で大当りになった場合40%×3回でおよそ78%の継続率となっています。
これはいったいどういうことでしょうか?

それを説明する前にまず仕様を説明します。

タイプは1種・2種タイプです。ゆえに時短のみで継続させる機種となります。
通常時はヘソ始動口に入れて図柄による直撃大当りを狙うか小当り⇒羽根開放→V入賞で大当りさせるかの2ルートが存在します。(涼宮ハルヒのゲーム性に似ています)
ヘソ直撃当りの場合、時短振分けはおよそ20.4%となっています。
また、V入賞大当りした時の時短振分けは50%となっていて期待値を取ると突入率に関しては65%未満となり内規を満たします。

問題は電チュー遊技になった場合で、この場合は必ず時短が付きます。
時短100回=0.5%
時短1回=99.5%

電チュー遊技の場合ほとんどが時短1回の大当りになることが分かります。
さて時短1回転の大当りとなったとします。
この時、特図2の小当り確率がおよそ1/2.52(39.68%)です。
これに当選するとほぼV入賞するシステムになっています。
ここで、電チュー始動口の保留は2個までとなっています。
当該変動分+保留2個で合計3回のチャンスがあることが判ります。
計算してみると、1-(1-0.3968)^3≒0.78(78%)となります。

一見、継続率65%を超えているように見えます。
カラクリはこうです。
内規では「突入率」と「継続率」に分けて計算することになっています。ですので計算式は下記のようになります。

突入率(当該変動分)39.68% <65%
継続率(保留2個分)=1-(1-0.3968)の2乗≒0.64 <0.65(65%)

これにより内規を満たしているということになります。
いかがでしたでしょうか?
良く考えてあると感心しませんか?
それでは、またお会いしましょう。