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    Categories: パチスロ開発

画期的なパチスロ話1

皆さん、こんにちわ。

今回は、とある画期的なパチスロについて語りたいと思います。

その機種は、2011年6月に登場しました。
ボーナスがなく、ARTのみで出玉を増やす、いわゆるART機。
純増枚数は1.8枚/1G

このスペックだけを聞くとなんの変哲もない台に聞こえます。

…詳細は後ほど説明するとしましょう。

その台とは、「大逆転(ウィンネットテクノロジー)」です。

©WIN NET TECHNOLOGY

ずーっと順押し(左第一停止)で遊技をするか、逆押し(右第一停止)で遊技をするかで、
出玉が変わる台です。

尚、左第一停止で遊技をし続けた場合のART初当たり確率は1/9371/553(設定1~設定6)
右第一停止で遊技をし続けた場合のART初当たり確率は1/21751/1289(設定1~6)

この機種は特殊リプレイが成立した時、左第一停止でリールに「大・逆・転」が停止(ARTに突入します)する確率と、
右第一停止でリールに「大・逆・転」が停止する場合の確率に差があるのです。

左第一停止のほうが確率が高く、右第一停止のほうが確率が低くなっているため、
左第一停止の場合のART確率と右第一停止の場合のART確率にここまでの差が生まれています。

さて、この機種の詳細を説明します。

まず、出玉性能以外でいうと、この機種、常にリールが逆回転しています。
下から上にリールが回ります。
これが正常なのです。
最初はすごい違和感を感じましたね。

ですが、目押しを一切必要としない台のため、特に問題はありません。

そして、ARTですが、
左第一停止で遊技をしていて、「大・逆・転」が停止し、ARTに入った場合、
そのARTは何と、555G!!
ゲーム数は固定で、上乗せなどはありません。

右第一停止の場合もゲーム数は固定で上乗せはありませんが、
右第一停止で遊技をしていて、「大・逆・転」が停止し、ARTに入った場合、
なんと、ARTのゲーム数が1300G!!!!

1回ARTに入ってしまえば、左第一停止の場合は約1000枚
右第一停止の場合は約2500枚のメダルが確約されているのです!!

当時はすごい仕様の機種だ、と思ったものです。
当然、その頃の機種は50G1セットのARTにゲーム数上乗せやセット数上乗せがある仕様の機種が多く、
出るときは出るものの、出ないときはストレート駆け抜け(上乗せなしで50G消化で終わってしまう)というのも
ザラにありましたので、1000枚or2500枚の出玉が確約されているのはやはり衝撃的でした。

ただ、遊技する際、
初当たりは軽くて1000枚取れる左第一停止で遊技するか…
それとも初当たりこそ低いものの2500枚取れる右第一停止で遊技するか…

遊技者は究極の2択を迫られました。

皆さんだったらどうしますか?
1/2175~1/1289の2500枚か、1/937~1/553の1000枚か。
どちらを選びますか?

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通常時はものすごい長いので、初期投資は多いですが、1000枚or2500枚獲得できるので、
まさに「大逆転」の名に恥じない画期的な機種でした。

そして、意外と根強いファンも多かったため、増大したホールも多く、
「巫女パネル」も登場しました。

©WIN NET TECHNOLOGY

すさまじいスペックとは裏腹に、ピンクのパネルにかわいい女の子のキャラと、
上のパネルとは大きな違いですね(笑)

それではまた次回!!

パチンコパチスロメディア編集部 :