今回もパチスロ市場を変えた革”名”期をご紹介しようと思います。
ところで皆さんは「Reno(山佐)」をご存知ですか?
この機種は”ボーナス高確率”というシステムを搭載していました。
この「Reno(山佐)」が出た後は、「バルタン星人(七匠)」や「ビッグドリーム in ロストアイランド2(タイヨーエレック)」や「ナイツ2(山佐)」など、同様のシステムを搭載した機種も多く出ました。
ですが、これらの機種に搭載されているシステム、”ボーナス高確率”を搭載した初の機種は…
2009年2月に登場した「ドラキュラ(NET)」です。
©NET CORPORATION
4号機のストック機(通常時にボーナスを引いてそれを溜めていき、既定の条件を満たすとそのボーナスを次々に放出する機種)に仕様が似ていたことから、このドラキュラのシステムは
「ネオストック」と呼ばれていました。
そもそも、ボーナス高確率とはどのようにして実現しているのでしょうか。
①通常時にボーナスが当たる(このボーナスはボーナス高確率中に揃うボーナスとは異なる、「ドラキュラZONE」)。
↓
②ボーナス内部中になる(ボーナスの内部中なのでボーナスの抽せんはしていません)。
↓
③ボーナス内部中はリプレイ確率が上がり、小役が高確率で揃うようになり、①で成立したボーナスは揃えることができない。
↓
④完全はずれが成立すると、①のボーナスが揃う。
↓
⑤④で揃ったボーナスを消化した後は、ボーナスが立っていない状態になる。
この⑤がボーナス高確率状態となっています。
この間に①のボーナス、「ドラキュラZONE」を引くまでにボーナス「ドラキュラRUSH」をどんどん当てていく。
そして、「ドラキュラZONE」当せんで、②に戻るという形になります。
○ボーナス内部中はボーナスの抽せんをしない。
という、5号機でストック機ができなくなった仕様を逆手に取り、そして、当時の新基準で可能になった
○小役優先制御(ボーナスと小役が同時に当せんしている場合、小役を優先して揃えることができる)
という、2つのシステムを応用した画期的な機種でした。
「Reno(山佐)」のボーナスとは違い、純増は約40枚程度でしたが、
ボーナスが次々と当たり、平均でボーナスが約21連する!!
という仕様には驚かされました。
“ボーナス連チャン”という、当時の5号機では考えられなかった、まさにパチンコの確変機や4号機のストック機のような出玉を演出した、非常に画期的な機種でした。
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いかがでしたか?
ではまた次の機会にお会いしましょう。